特定非営利活動法人にじのこより、お知らせです。


by niji-noko

それぞれの切り取り方

幼児グループから持ち上がってきた子たちが給田のメンバーに加わって、早2ヶ月。

中学生・高校生もいる空間の中で小1の子を見ているとまだ小さく見えますが、
この子たちも月日が経てば同じように中学生・高校生になっていきます。

中学生・高校生になると、にじのこに帰ってくる時間も遅くなりますが、
時には職員にきっかけをつくってもらいながら、
それぞれが工夫して中学生・高校生ならではの過ごし方を見つけているようです。

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ある日、自由時間に少し退屈そうにしていた子がいたのですが、
職員としばらく話をしているうちに思いついたようで、
「京王線の電車の撮影に行ってもいいですか?」と職員に相談していました。

撮影に出かけると、後日に行われた恒例のにじのこ新聞制作では、
自分で構図を考えながら撮影した写真を切り取って、記事に仕立て上げていました。
本人の思いがよく表れた記事ですね。

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その子が学校で疲れて、あまりプログラム活動に関心が持てなかった日には、
関心のある写真撮影を依頼されると、快く引き受けてくれました。

友達が楽しく演奏する様子がこのブログで伝わるように、
いろいろな角度から撮影していました。

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別の日にはクッキングの日にみんなで一緒に焼きうどんをつくったのですが、
写真撮影だけでなく、この日のクッキングについてのレポートをお願いしたところ・・・・・・。 

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気の利いたコメントが添えられていて、職員一同驚かされました。
これからもクッキングの日はレポートを書いてもらおうと思っています。
たくさん集まったら、にじのこレシピ本ができるかも・・・・・・。

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中学生・高校生の過ごし方を見ている中で、
にじのこでの支援のあり方について、改めて考えさせられたことがあります。

それは、どんな切り取り方をするかが大切だということ。

例えば、同じ集団活動でも、
リーダーになること、準備を手伝うこと、まずは様子を見守ること、記録をすることなど、
それぞれの「参加」の方法が考えられます。

「これをしていないからだめだ」と一元的に判断するのではなく、
ひとりひとりに合った切り取り方をすることで、子どもたちの見方も変わってくる気がします。

小1~高3の子を対象とする放課後等デイサービスでは、
上級生や下級生がともに楽しめる活動を大切にしつつも、
それぞれの年代を考慮しながら、ひとりひとりに合った活動を柔軟に提供することも、
同じように大切にしていけるといいな・・・・・・と思いました。
 
 
 

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# by niji-noko | 2018-06-08 11:57 | デイサービスにじのこ給田
春は出会いと別れの季節。
平成29年度はにじのこ赤堤から高校3年生3名、幼児グループから年長5名を送り出しました。(にじのこ給田では高校3年生不在)

デイサービスでは毎年、卒業卒園生の送る会に向け、活動内で装飾を作成しています。皆で協力し、お祝いの気持ちを込めアットホームな会を心掛けます。
にじのこ赤堤ではお花紙で花を作りました。
集中力と細かい手先の動きが必要です。それぞれのペースで職員や友だちと一緒に心を込めて作りました。
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職員は普段の業務の合間に、卒業生の活動の様子をまとめたスライドショーと手作りのアルバムを作成しました。各々の写真をまとめていると、成長に驚かされ感動してしまいます。
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幼児グループでは模造紙に春色えのぐで色を広げたり、紙皿に丸めた花紙をつけたブーケを作りました。

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手作りの花道で卒園生をお祝いです。
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それぞれの会、涙あり、笑いあり、にじのこらしいひとときになりました。
卒業卒園生おめでとうございました。にじのこはいつでも、子どもとご家族を応援しています!

平成30年度がスタートしています。
子どもたちは進級・進学を迎え、新しい環境ので緊張したり、寂しくなったりする姿も見られていますが、それぞれとても頑張っている様子が伝わってきます。
内輪の話になりますが・・・にじのこ職員も卒業・卒園・修了お祝い会や新年度の準備から、バタバタと新年度を迎え、未だにバタバタが抜けない?(笑)感じもありますが、子どもたちの笑顔に支えられながら、その笑顔を守るべく、今年度も安全・安心に活動を進めて行きたいと思っています。
今年度も皆様のご理解とご協力よろしくお願いします。


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# by niji-noko | 2018-05-09 16:04 | 幼児グループにじのこ

ともにあるく

 2月9(金)、10(土)と滋賀県琵琶湖のほとりで毎年行われているアメニティフォーラムに
行ってきました。アメニティフォーラムとは「ハンディのある人の豊かな地域生活の実現」に
向けて、必要なサービスとそれを提供していく仕組みづくりを提案し、全国的なネットワーク
をつくることを目的としています。多彩なプログラムやアールブリュット作品の展覧会、映画
祭の企画など盛りだくさんの内容となっています。私が参加した研修の中で特に今後の支援に
役立てたいと思った内容を紹介します。

 「発達障害セッション」の中の「発達障害当事者研究」の綾屋紗月さんは、自分の感じるこ
とがまちがっているのではないかという不安がいつもつきまとい、他者と共有できないわから
ないことだらけの世界で生きてきた。自分を伝えるものが欲しくて高機能自閉症の診断名をも
らいにいったが、診断名をもらうことですべて「自分が悪い」(自分に原因がある)というふ
うになってしまった。
 「自分はいったい何者なんだろう・・・」という思いから当事者研究を始めたが、このこと
で仲間と繋がることができた。
 根本にあるもののひとつとして、「感覚飽和」(たくさんのものをひろってしまってまとめ
あげるのに時間がかかってしまうこと)があり、たとえば「おなかがすいた」と感じるのに
時間がかかってしまう。手足が冷たい、イライラする・・・などのいろいろな感覚をまとめあ
げるのに時間がかかるので前もって食べる時間を決めるようにし、他人と一緒にいることが
対処方法となっている。
 また、発達障害を持つ人のための情報の獲得を保証するデザインとして、手話やマカトン、
文字体の工夫などがあるが、人の態度の意味がわからないとき、たとえば「さっきの上司の
態度の意味がわからない」とそばにいた人に聞いたときに理由を教えてくれるなどの
「意味づけ介助」がある。「私にもよくわからないよ」と言われて安心したことがあった。
「わからなくてもいいんだ」と自分への承認にもなった。

 綾屋さんのお話を聞いて、聞こえてもいるし見えてもいるけど意味がとれず、疎外感を持って
しまう困難さの中で、それでも他者とかかわりを持ちながら対処方法を見出し、乗り越えていく
強さを感じました。個人の中にコミュニケーション障害を持つことでおこる問題なのか、多数派
の中で起こる環境の問題なのか、支援の中でこのふたつを分けてアプローチしていくべきだと
いう言葉が特に印象的でした。

 もうひとつ、今回新しい概念として大変勉強になったのが「オープンダイヤローグ(対話)の
可能性」という精神科医の斎藤環氏のセッションでした。フィンランドのラップランド地方で
以前から実施されているケア技法であり、急性期の精神疾患において薬物よりも対話によって
改善、治癒するというとても興味深い内容でした。チームや家族で本人を交えて対話をし、本
人のいないところで取り決めをしないということが大事なルールであり、目的は対話を続けて
深めていくこと。また、何がおこるかわからないが踏み込んでいく勇気。不確かさに耐えるこ
と。いったん受け止めること。(応答すること)。繰り返し自分のストーリーを話すことで、
苦しめてきた悲観主義を改善し、書き換えが起こる(アイデンティティの構築)。対話によって
ストーリーが適正化されていく。など難しい言葉が並びましたが、対話を深めることで本人の
きづきが起こり、それを他者と共有できることで治癒していくということでしょうか。
 一緒に考え、動いてくれる「伴走支援」、「だれが横にいてくれるか」が大事。にじのこの
キャッチフレーズ「共に寄り添い 歩いていきたい」にも通じるものがあります。
「人」という資源を最大限に利用するこの方法は、支援だけでなく私たち自身の人とのかかわり
の中で生かせる大切なヒントがたくさんちりばめられていると感じました。

 さて、最近のにじのこは・・・
 庭でひさしぶりの(まさしく半年ぶりの)キャッチボールやおにごっこ、砂遊びに忙しい
こどもたち。「ボールは庭の外に絶対!出しません!!」とリーダーとのきびしい約束事に
「わかりました!」と威勢よく答えて飛び出しました。どんどん腕を上げていくこどもたちの
成長ぶりが春の日差しの中でまぶしく映し出され、「あー!やっぱり野球はいいなーっ」と
いう声が心地よく響いていました。


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最後におまけとして、にじのこの「つよみ」について・・・
「自分できめられる」「できる」ことを信じてちょっと後押し。
こどもたちのつよみをたくさんみつけることが出来る人が集まっているところ。
 毎日の職員のふりかえりでは、「〇〇くん、〇〇できたよ!」
「すごいねー」と、こんな言葉が飛び交う楽しい時間です。
また新たな出会いが始まる新年度、ワクワクしてお待ちしています。
  
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# by niji-noko | 2018-04-03 19:13 | デイサービスにじのこ給田
寒い日が続きますが、そんな中でも幼児グループの子どもたちは、元気いっぱいです!
このところ、子ども同士の関わりがたくさん見られ、見ているこちらは、ハラハラ・ドキドキ(^_^;)することもありますが、そんな関わりの中で、力の加減や気持ちの動きを学んでいくのだと出来る限り見守ることにしています。
幼児期に、泣いたり、笑ったり、怒ったり等、たくさん心を動かすことは、自分自身の気持ちをコントロールしていく練習になると私は思っています。大きくなったとき幼児期に出せたか出せないかで差が出てきます。
(これは私の子育ての経験上でも立証されています。)(-_-;)
でも子どもの年齢=親年齢ですので、なかなか上手くいかないことが多く、どうしてもイライラして怒ってしまい自己嫌悪…なんてことはよくありますよね?あくまでも提案ですが、そんな時は素直な気持ちを子どもに伝えてみるというのは、どうでしょうか?子どもを怒る罪悪感が少しは軽くなるかと思います。それでも叱ってしまったときは自分が落ち着いたときに子どもがわかってもわからなくても、素直に「ごめんね。」と伝え、「さっきは〇○だったから怒っちゃったの。」と「言い訳」してみてください。自分の気持ちの整理にもなると思います。親も気持ちを溜め込みすぎはよくありません。溜め込んでいるときのイライラの波動は繊細な子ども程、感じ取ってしまいます。そういう時は周りを見渡してみてください。理解し、支えてくれている人がいるはずです。その人たちに話を聞いてもらえば心が少しは軽くなると思いますよ。その存在に私たち職員も入っていればいいなぁと思います。

さて、1月は2月の節分に向けて、オニづくりをしました。新聞紙や広告紙を思う存分、破いたり、丸めたり、投げたりして遊んだ後にオレンジ色のビニール袋に新聞紙等を詰め込み、顔、手足、胴体とパーツを作り、顔には福笑いのように用意された目・鼻・口・眉毛・髪の毛を子どもたちに貼ってもらい、最後に職員がパーツを作り、完成しました。そして…2月には子どもたちにやっつけられ(笑)にじのこから去っていきました!!


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紙やぶりを思い切り
たのしみました。
思い切りの良さに
感心します。







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   一人ひとつずつ持って、
   貼ってもらいました。
   福笑いのようで、
   大笑いしました。


 




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   パーツを見て頂いた
   ように子どもたちが、
   たっぷり紙やぶりを
   楽しみ、行ったおかげ
   で昨年よりぷっくりした
   オニが完成しました。

  
    

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# by niji-noko | 2018-02-17 14:53 | 幼児グループにじのこ

にじのこらしさって?

12月といえばクリスマス。
給田の活動の中でもクリスマスにちなんだ活動を取り入れました。

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さて、12/9に烏山区民センターで開催されたクリスマスコンサート
「ハートオブミュージックvol.2」に参加しました。

恒例のバザーの他にも、
地域のイベントに参加することも大切ではないかということで、
今回参加することになりました。

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にじのこは音楽教室ではないし、
どういう形で進めていったらよいか難しいところでしたが、
いつもの音楽あそびで見せる子どもたちの音楽を楽しめる才能を信じ、
活動の中で無理のない形で練習を組み込んでいきました。

当日だけの参加も大丈夫とお伝えしたところ、
コンサート当日が近付くにつれて、参加希望の声が増えていきました。

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クリスマスコンサートでは、トーンチャイムを使って「星に願いを」を演奏した後で、
にじのこの活動を紹介する映像を流しながら、
「365日の紙飛行機」を会場のみなさんと一緒に歌いました。

ボランティアさんが提案してくださったこともあり、
歌の最後にはみんなで紙飛行機を飛ばしました。

職員としては果たしてどうなるだろうか・・・・・・と緊張もしたのですが、
にじのこの子どもたちは落ち着いて参加していました。

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来場された方々からは、
「にじのこらしいコンサートだった」という声が多く聞かれました。

輪から外れているようでも、何となく一緒にいることは嫌がっていない子。
少し離れたところにいても、にこにこしながら過ごしている子。
下級生に対してそっと手助けしてあげる上級生。

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目的はなくても、何となくそこにいてもいいと思える場所。
お子さんも保護者のみなさんも、そして職員もいてよかったなと思える場所。
それが「にじのこらしさ」なのかもしれない・・・と、今回のコンサートを通して感じました。




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# by niji-noko | 2018-01-17 12:52 | デイサービスにじのこ給田