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特定非営利活動法人にじのこより、お知らせです。


by niji-noko

偶然をチャンスに

新年度を迎えてから、あっという間に7月になってしまいました。
急な暑さに体調を崩されている方がいるかもしれません。
水分補給に努めつつ、無理なくお過ごしください。

先日、給田では七夕にちなんだ創作活動を行いました。
放課後等デイサービスガイドラインにあるように、
集団活動の場合は、対象児の年齢や状態の幅の広さを考慮しながら、
活動プログラムを考案することが求められており、その一環でもあります。

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短冊に書かれた願い事には
将来の目標や、実習への決意などが書かれていて、
子どもたちの思いがよく伝わってきました。

「これからもたくさん音楽ができますように」という願い事がありましたが、
給田には音楽が好きな子どもたちが多くいます。

TikTokで昭和歌謡や平成のヒット曲などが
ブームになっていることは知っていたのですが、
にじのこの子どもたちの中でも同じようで、
最近では「ムーンライト伝説」(セーラームーンの曲)を口ずさむ姿を目にします。

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セーラームーンのキャラクターのタキシード仮面(?)も登場しました。
何気なく歌っている子がいたのですが、
途中で「偶然もチャンスに変える……」と歌い始めて、
思わずはっとさせられました。

体調を崩しやすい時期には、
偶然にも当日利用者が少なくなる可能性もあるのですが、
落ち着いて子どもたちの保育に関われるチャンスととらえられるかもしれません。

最近の活動を振り返ってみても、
偶然の出来事がチャンスにつながったことがいろいろありました。

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大きなダンボール箱があったので、
「まず色を塗ってみよう」というところから始まったのが、
にじのこ水族館の活動でした。

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深海魚の図鑑のように、
いろいろな表情をした海の生き物たちが、にじのこ水族館に集まってきました。

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元々は片面で制作して貼ることを想定していたのですが、
リアリティを追求して両面で魚を制作した子がいました。

片面が消えてしまうのがもったいないと思ったのですが、
本人のどうしても貼りたいという思いも尊重して、
裏面をコピーして、両方の姿が見られるようにしました。

今後はモビールのような
立体的な制作につなげればいいのではないかと考えるきっかけになり、
新たなチャンスとなりました。

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にじのこイーツの活動も、
元々は黒い紙が余っているという偶然から始まったものですが、
食べ物やエプロンなどの制作につながり、
テーマソングづくりになり……とこれまたチャンスとなりました。

そこから派生した、にじのこのCMソングづくりでは、
どんな歌詞にしたいかを考えて、自分のアイデアを発表してもらいました。

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歌詞づくりの活動の中で
「どんなときに、にじのこに来たくなる?」という質問を投げかけたところ、
「どんよりとしたときに行きたくなる」という言葉が出てきました。

「にじのこに来るときには喜んで部屋に入っていく」という言葉を、
ある保護者の方からいただいたことがありますが、
気分が沈んだときにでも、
にじのこに来ることで落ち着ける面があること、
居場所と感じてもらえていることが伝わってきてうれしかったです。

理事長がホームページの「ごあいさつ」の所に、
 
 発足からのテーマである「居場所」について改めて考える機会を持ち、
 必要なこと、大切なことを
 活動の中で少しずつ形にしていけたらと考えております。

と書いていますが、歌詞の中でささやかながら形にすることができました。

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最近ではこの曲を使って、時々楽器演奏をしています。
将来的には広報活動の一環として、
にじのこを知らない人にも応援してもらえるような動画をつくって、
新たなチャンスにつなげていければと思います。

ガイドラインにある「地域交流の機会の提供」の一環として、
ボランティアの受け入れも少しずつ進めていければと思うので、
そこから新たなチャンスが生まれることも楽しみです。

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理事長が最新号の季刊誌「にじのこめーる」で、以下の文章を寄せていました。

 自分と他人の一瞬を交差させる貴重な時間は長くは続かない。
 かけがえのない時間を無駄にしないため何ができるだろうか。

子どもたちにとって大切な時期に偶然関わらせてもらえるということに感謝し、
ひとつひとつの瞬間を大切にしながら、これからの日々に臨めればと思います。
今後もよろしくお願いします。

by niji-noko | 2023-07-07 19:32 | デイサービスにじのこ給田