大切なものを届ける存在
2021年 10月 29日
夏休みが終わった直後にブログを更新しようと思っていたのですが、
もうすっかり秋になってしまいましたね。
更新が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。
「にじのこ商店街」でも、秋の装いに衣替えをしたところですが、
この機会に、少し前の様子を振り返ってみたいと思います。
夏休みの時期は、感染者数の急増もあり、
どのような対応をしたらよいか悩んだ面もありましたが、
恒例の水あそびは、毎回消毒をして水を入れ替えながら、
個別のプールで時間を限定して行いました。
短い時間で物足りないかな……と心配したのですが、
笑顔で参加していた子どもたちの姿が目に焼き付いています。
冒頭で紹介した「にじのこ商店街」の活動は、
昨年の夏休みの「にじのこ本屋さん」から1年を迎え、さらなる展開を見せています。
プログラムリーダーのみなさんが、
大きな枠組みで「にじのこ商店街」の活動につながるように、
様々なプログラムを考案しています。
こちらのソフトクリーム屋さんは、幼児グループの活動から派生したものですが、
手先の使い方を学ぶと同時に、自分の順番を守るなど、
集団の活動の中に、個別の課題を組み合わせながら活動を進めています。
片付けが苦手なお子さんもいますが、
お店屋さんごっこをした後には、片付けを積極的に手伝う様子が見られました。
先日、ソーシャルスキルトレーニングに関するアンケートがあったのですが、
「療育」と堅苦しく言わなくても、挨拶をする・お礼を伝える・報告をするなど、
遊びの中でソーシャルスキルにつながる要素を組み込みながら支援できるように努めています。
宅配ゲームでは、多くの人が役割を持てるように、
最後に決済印を押す「社長」という役を設定したところ、
印鑑を押すというのが特別感(?)があるようで、人気になっています。
活動の際には、にじのこにも「理事長」という役職があることを伝えているのですが、
今後を担う頼もしい人材は確実に育っているようですね。
緊急事態宣言中で外出やイベントが難しい中で、夏休みの終わり頃には、
金魚すくいやゲームコーナーなど、これまでの活動を組み合わせ、
にじのこ商店街の「夏祭り」と称した活動を行いました。
子どもたちが歌詞を考えた、『にじのこ給田音頭』を最後に踊って、
夏休みの活動を締めくくりましたが、歌詞の中に、
せまいばしょでも たのしいよ
ともだちと いっしょだからね
というフレーズが思いがけず登場し、制約のある中でも、
子どもたちがにじのこでの時間を楽しみにしていることが伝わってきて、
はっとさせられた場面でした。
さて、ホームページには定期的に「にじのこだより」を更新しているのですが、
赤堤では「サルバトーレにじ」というイタリアンレストランを開店したそうです。
にじのこ商店街の活動は、給田からどんどん広がっているようですね。
宅配はやっているのかな……?
コロナ禍の夏休みの中では、難しかったこと・大変だったことなど多々ありましたが、
子どもたちや職員のみなさんから届けられたアイディアや何気ない言葉・振る舞いが
発想の転換をもたらし、充実した時間を過ごすことにつながったような気がしました。
ありがとうございました。
活動の振り返りにつながればと、
毎年夏休みの終わり頃に、活動の様子をまとめたスライドを上映会で流していますが、
今年度のBGMには、以前来られたボランティアの方の曲を使わせていただきました。
上の画像はコロナ禍の前にも掲載したものですが、
先日、大きな会場で行われた配信ライブを個人的に視聴した際に、
笑顔で堂々と弾き語りを披露されている姿を目にして、
にじのこに来た初日の緊張した様子を思い出しながら、とてもうれしく思いましたし、
活動を続けることの大切さについても考えさせられた機会でした。
スライドを上映すると、その後も、
「にじのこの写真見たい!」と何度か言っていたお子さんがいましたし、
夏休みの様子を振り返ると同時に、
歌声を聞くことでリラックスできる機会にもなったようです。
なかなか外部の方との交流が難しい状況ではありますが、
対面でのかかわりということでなくても、
間接的な形でにじのこを支える人材を増やせるように、
新たな交流の方法も考えていけたらな……と思いました。
また、にじのこでは、職員という形で活動を支えていただける方を
引き続き募集しています。
職員募集の詳細はこちら
by niji-noko
| 2021-10-29 13:02
| デイサービスにじのこ給田