とっておきの隠し味
2021年 06月 14日
最近の給田では、楽器演奏をよく行っています。
時々ギターも活用しているのですが、
たたきつけるように弾く子、繊細な音色を奏でる子など、それぞれの個性が現れています。
時々ギターも活用しているのですが、
たたきつけるように弾く子、繊細な音色を奏でる子など、それぞれの個性が現れています。
中には、オリジナルソングを弾き語る子も登場!
以前は理事長も出演していたそうなのですが、
ライブハウスで弾き語りをするミュージシャンの姿と重なりました。
コロナ禍になってからは見合わせているのですが、
以前は休みの日にライブハウスに行くことが時々ありました。
業務のことを忘れたくて行っているのですが、なかなかそうはならないですね。
以前、「バロンと世界一周楽団」というバンドのライブを見た時に、
演奏のスタイルもそうですが、
曲の間のMCやパフォーマンスなどにも飽きさせないような工夫があって、
これはにじのこの活動にも通じるな……と考えさせられたことがありました。
何回か通うと、自然と曲も覚えてくるものですが、
その中で、毎回気になっていた曲があり、
バンドのメンバーの方が職員の友人である経緯もあって、
バンドのメンバーの方が職員の友人である経緯もあって、
エアロビの時間に活用させてもらうことにしました。
「これから塩をかけます」と伝え、"Krazy Salt"という曲を紹介したところ。
最初はきょとんとしながら歩いていた子どもたちがだんだん乗ってきて、
「パッパラー」と手を大きく動かすたびに、にこにこする様子が見られ、
ライブの雰囲気と重なってきました。
「パッパラー」と手を大きく動かすたびに、にこにこする様子が見られ、
ライブの雰囲気と重なってきました。
その日以来、「パッパラー、やるの?」と聞かれることがあり、
中には「しお!」と言ってリクエストしてくる子もいます。
ある日には、曲の終わりになると、サラダの上に
魔法の塩(に見立てた紙吹雪)をかけてもらいました。
岩塩も混ぜたつもりでしたが、香草がかなり多めですね。
かけるときには、ルールを守ってまわりにこぼさないように配慮する様子が見られましたが、
さすがにこれは、ちょっと……かけ過ぎ……かな?
さすがにこれは、ちょっと……かけ過ぎ……かな?
でも、満足そうな表情をしていますね。
たまたまモニタリングのため来られていた相談支援専門員の方が、
この光景を見て、「私、パッパラー、気に入りました!」という言葉を残されていました。
曲名でなく、「パッパラー」で定着してしまって、バンドのみなさんには申し訳ありませんが、
にじのこの中では、ファンが確実に増えているようです。
先ほど味付けしたサラダをお皿に盛りつけて、
「にじのこイーツ」のメニューに、新たな一品が加わりましたよ。
「にじのこイーツ」のメニューに、新たな一品が加わりましたよ。
後日、恒例の「にじのこ新聞」の記事の中で、
「だんすをしてます パッパラー」と書いてあるのを目にしました。
「だんすをしてます パッパラー」と書いてあるのを目にしました。
本人は活動の中でそっけない面もあったのですが、
実は楽しい思い出が残っていたんだな……と知って、思わず微笑んでしまいました。
最近は、療育や感染対策、費用対効果など、
いろいろなことに目一杯になるうちに、余裕がなくなってしまいがちですが、
いろいろなことに目一杯になるうちに、余裕がなくなってしまいがちですが、
今回のことで改めて思ったのは、
色々なことにアンテナを広げることが、物事を考える上で大切だということ。
現在は「断捨離」がブームになっていて、
物事にはパパッと整理が必要な面も当然ありますが、
支援には関係ないとただ切り捨てるのでなく、
関係ないと思えるものの中に、実はとっておきのお宝が隠されているかもしれない……
そんな視点も忘れないようにしたいですね。
ちなみに、バンドのみなさんはこちらの職員の友人なのですが、
「パッパラー」の味に刺激を受けたようで、活動の中でいろいろな工夫をしていますよ。
いつもありがとうございます!
コロナウイルスの状況が落ち着いたら、
バンドのみなさんの生演奏で、子どもたちと一緒に「パッパラー」とできないか、
こちらの職員につないでもらえたらな……と思っています。
さて、デイサービスにじのこでは、引き続き職員を募集しております。
ご興味のある方は、ご応募をお待ちしています!
by niji-noko
| 2021-06-14 14:40
| デイサービスにじのこ給田