9月中旬を過ぎても、まだまだ暑い日が続いていますね。
ご報告が遅くなりましたが、
大きな事故もなく、無事2023年の夏休みを終えることができました。
夏休みの振り返りのスライドショーをつくったときに写真を確認したところ、
子どもたちのいろいろな姿が映っていました。
昨年も似たような場面を掲載したかもしれませんが、
今年は暑さの影響で学校でのプールが中止になったということもあり、
にじのこでの水遊びを楽しみにしていた子が多かったようです。
夏休みの子どもたちの楽しみと言えば、お弁当!
早く食べたくて、にじのこに来るとすぐに机の準備を始める子もいました。
中にはお弁当の買い物に行く子もいたのですが、
店員さんに対して丁寧に挨拶する姿が見られたとのこと。
マナーを意識する様子が見られてよかったです。
夏休みは普段に比べると、自由時間がたっぷりとあったので、
パズルやブロック遊びなどにじっくりと取り組む姿が見られました。
中には2日間かけてやっている子もいて、
完成したときは達成感に満ち溢れた表情をしていました。
キーボードに興味を示して自分で操作を覚えたようで、
EDM(Electronic Dance Music)の音源を鳴らしてDJになりきっていた子もいました。
そんな様子に触発されて、「にじのこフェス」のポスターをつくってみました。
今後の活動の中でも、キーボードを有効活用できるのではないかと気付きました。
放課後等デイサービスガイドラインでは、支援手法について、
個別活動と集団活動を適宜組み合わせることが求められていますが、
集団の場ということを活かして、
伝統的な夏祭りにちなんだ活動を行ったときもありました。
おみこしを運ぶ役割、「わっしょい!」の掛け声を先導する役割、
お祭りの大きなうちわをあおぐ役割、お囃子太鼓をたたく役割などを設定し、
役割を交替しながら、子ども同士が協力して取り組んでいました。
先導する子の掛け声に応じて「わっしょい!」と言ったり、
うちわの風を感じたくて近くに駆け寄ったりと、
それぞれの子が自分なりに楽しむ場面を持てたようでした。
体調にも考慮する必要があるので、無理に参加する必要はないですが、
「一緒にやってみたいな!」などと
自然に思えるような集団活動にできるといいのかな、と思いました。
コロナ禍の中で控えていた面もあったのですが、
放課後等デイサービスガイドラインにある「地域に開かれた事業運営」という観点から、
この夏よりボランティアの受け入れを再開し、
大学の実習でご縁のあった、
シンガーソングライターの水谷怜さんに来ていただきました。
水谷さんの最近の活動をたまたま知った職員が、
「子どもたちと曲をつくったので歌いに来てください!」などと
水谷さんのラジオ番組に投稿したのが巡り巡って、
にじのこの子どもたちとの久々の交流につながりました。
以前このブログでも紹介した、
子どもたちとつくったにじのこのCMソングを皆で一緒に歌ったのですが、
せっかくのコラボレーションということで、
水谷さんがご自身のYouTube動画の最後に手を振っていることにちなみ、
曲の最後に皆で「きてね~!」と手を振る場面をつくりました。
楽しい時間を共有できてよかったです。
今後はどんなコラボレーションができるかな……?
ラジオ番組の中で、水谷さんがマーガレットの花が好きだと言っていたので、
当日は子どもたちと虹色のマーガレットの花飾りをつくって歓迎しました。
演奏の後には、おやつを食べるのも後回しにしてお礼状を書き、
自分の感謝の思いを届けていた子もいました。
水谷さんたちも、子どもたちが笑顔で演奏に耳を傾ける姿を目にしてうれしかったそうです。
ありがとうございました。
9月になってからは、当日水谷さんに披露してもらった、
オリジナル曲の『花火』を練習する姿が見られます。
水谷さんにも当日伝えていたようですが、
「今度一緒に『花火』を歌うんだ!」と張り切っていました。
意欲を引き出す機会を設定できてよかったです。
夏休みの振り返りのスライドでは『花火』をBGMにしていたので、
何回か曲を耳にする機会はあったはずですが、
「♪夏の魔法」と耳で聞いて歌詞を覚えていたことにびっくりしました。
次の機会での共演が楽しみです。
歌の練習をする場面に立ち会う中で、その子が口ずさんだ
「♪少しだけ気づいてほしいの」というフレーズを聞いて、
思わずはっとしました。
慌ただしく業務に取り組む中で、
「子どもたちが伝えようとしていることに対して、理解しようとしていただろうか?」
「子どもたちの些細な変化を見逃してはいなかっただろうか?」などと、
夏休み中の自分の振る舞いについて、ふと考えさせられた瞬間でした。
また、子どもたちのことだけを考えればよいのでなく、
職員が普段の支援に悩みを抱えている場合も想定されるので、
ちょっとした表情の変化などに少しだけでも気付けるように、
風通しのよい環境づくりに努めたいと思いました。
2学期は行事も多く、子どもたちも忙しい時期ですが、
子どもたちの変化に少しだけでも気付けるように、余裕を持って対応しつつ、
にじのこが変わらず安心できる場所でいられるように努めたいと思います。
今後もよろしくお願いします。
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by niji-noko
| 2023-09-22 19:26
| デイサービスにじのこ給田